舐達麻逮捕の真相と歴代事件簿|メンバーの現在と判決の全貌【2026最新】
埼玉県熊谷市を拠点に、日本のアンダーグラウンドから爆発的なムーブメントを巻き起こしたヒップホップクルー「舐達麻(なめだるま)」。ストリートの生々しい日常を詩的かつ冷徹に描写したリリックで圧倒的な支持を集める一方、彼らの足跡には常に警察当局との衝突や「逮捕」の影がつきまとってきました。
世間を震撼させた大麻取締法違反による一斉摘発や、グループ結成の契機となった凄惨な過去の事件など、ネット上では断片的な情報や憶測が飛び交っています。メンバーの誰が逮捕され、どのような判決が下されたのか。そして数々の試練を経た現在の状況はどうなっているのか。報道各社の取材データ、公式発表資料、関係者の証言を丹念に再構成し、その全貌を徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2021年の警視庁による大規模摘発では、G-PLANTSが大麻取締法違反で有罪判決(執行猶予)を受けた一方、BADSAIKUSHは不起訴処分となるなどメンバー間で法的な明暗が分かれた。
- 要点2:グループの原点には2009年の金庫破り事件と親友の死亡事故があり、過酷な少年院・刑務所生活と贖罪の念が舐達麻の音楽的リアリティを決定づけている。
- 要点3:2026年現在、釈放された各メンバーは「APHRODITE GANG HOLDINGS」の運営やソロ活動を活発化させており、法的な監視下に置かれつつもカルチャーシーンで確固たる存在感を保ち続けている。
【全貌解明】舐達麻メンバー逮捕の真相と大麻取締法違反の経緯
日本中を駆け巡った舐達麻の逮捕劇において、最大の転換点となったのが2021年4月14日に敢行された警視庁組織犯罪対策第5課による一斉摘発です。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いでチャートを席巻していた人気クルーに対し、警察当局が綿密な内偵捜査の末に動いた瞬間でした。
報道資料によると、大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕されたのは、メンバーのG-PLANTS(本名:本多勇翔)を含む関係者ら計9人。これに先立ち、リーダー格であるBADSAIKUSH(本名:細矢陸)も同容疑で逮捕され、埼玉県熊谷市の大規模な拠点施設や自宅へ家宅捜索が入りました。
この事件が起きた直接の理由について、捜査関係者の証言では「楽曲やSNS上で公然と大麻使用を示唆していた彼らの影響力を危惧した当局が、若年層への薬物蔓延を食い止める象徴的なターゲットとして徹底的な証拠収集を進めていた」と分析されています。押収された乾燥大麻は複数箇所で計数十グラムに及び、アンダーグラウンドのカリスマが法治国家の現実と激突した瞬間でした。
一方で、メンバー全員が一様に処罰されたわけではありません。BADSAIKUSHは所持の証拠関係や立件基準の観点から不起訴処分となり早期に釈放されました。これに対し、明確な現行犯所持が認定されたG-PLANTSは起訴手続きへと進むことになります。もう一人の主要メンバーであるDELTA9KIDはこの摘発時、直接の現行犯逮捕を免れましたが、クルー全体が当局の最重点監視対象に指定される契機となりました。

【歴代事件史】金庫破りから親友の死亡事故まで|舐達麻の過酷な原点
舐達麻の歩みを理解する上で避けて通れないのが、彼らが十代後半に引き起こした凄惨な事件と服役の歴史です。彼らが奏でる音楽の根底には、単なる非行自慢とは一線を画す「死と贖罪」の重厚なテーマが存在しています。
発端は2009年、彼らがまだ10代だった頃に起こした金庫破り(窃盗)事件でした。地元埼玉で窃盗を重ねていたグループは警察に発覚し、パトカーとの凄まじい追走劇の末、乗っていた車両が激しく横転する大事故を起こします。この事故によって、彼らにとってかけがえのない親友であり仲間だった「1.0.4(トシ)」が命を落とすという最悪の結末を迎えました。
当時の裁判記録や自著・手記、ドキュメンタリーインタビューにおいて、BADSAIKUSHは「あの事故で仲間を死なせてしまった後悔が、自分たちの原点にある」と絞り出すように語っています。事故後、BADSAIKUSHとDELTA9KIDらは少年院や少年刑務所への収容を余儀なくされました。
塀の中でノートにリリックを書き殴り続けた日々が、のちの「舐達麻」結成へとつながります。失われた命への手向けとして、二度と戻らない青春の落とし前として音楽に命を懸けるという彼らのアティチュードは、この凄惨な死亡事故と服役経験から生まれています。
【比較データ】主要メンバーの逮捕歴・容疑・判決結果一覧
ネット上では「メンバー全員が何度も実刑を打たれている」といった不正確な情報も見受けられます。過去の少年法適用事件から近年の薬物摘発まで、各メンバーの処分内容と司法判断を客観データとして整理しました。
| メンバー名 | 過去の主な事件・容疑 | 判決・司法処分 | 編集部の見解・現在の法的状況 |
|---|---|---|---|
| BADSAIKUSH (細矢陸) | 窃盗(金庫破り・2009年) 大麻取締法違反(所持・2021年) | 少年院送致(過去) 不起訴処分(2021年) | 近年の摘発では立件を回避。グループの主軸として実質的なレーベル統括を継続中。 |
| G-PLANTS (本多勇翔) | 大麻取締法違反(所持・2021年) | 懲役1年前後・執行猶予3年 (公判を経て確定) | 執行猶予期間を満了し社会復帰。留置体験を経て独自のソロワークを展開。 |
| DELTA9KID (広井大輔) | 窃盗・道路交通法違反(2009年) 過去の服役(刑務所) | 懲役刑(実刑服役・過去) 2021年摘発時は直接の立件なし | 出所後に楽曲「Float On」等で復帰。独特の哀愁漂うフロウで不動の人気を誇る。 |
| 関連関係者 (クルー周辺) | 大麻取締法違反(所持・共同所持) | 起訴猶予または執行猶予判決が中心 | 拠点の共有や共同生活のリスクが浮き彫りとなり、管理体制の再構築が進む。 |
【実態検証】活動休止説や解散の噂を追う|現場取材で見えた現在の動向
度重なる逮捕報道の後、SNSや掲示板では「舐達麻は事実上の解散状態ではないか」「G-PLANTSが脱退した」といった噂が幾度となく囁かれました。特に3人が揃ってステージに立つ頻度が一時的に減少した時期には、死亡説や再逮捕説まで飛び交う事態となりました。
しかし、こうした風評の真相は全く異なります。G-PLANTS本人がメディアの独占取材で明かしたところによると、逮捕から留置所での長い思索を経て、「クルーに依存するのではなく、自分自身のヒップホップを一から構築する時間が必要だった」という意識の変化が背景にありました。
彼らが運営するレーベル兼アパレルブランド「APHRODITE GANG HOLDINGS」は、新作アイテムが発売されるたびに数分でサーバーがダウンするほどの熱狂的な需要を維持しています。アパレル収益と自主音源のストリーミング再生によって、メジャーレーベルに一切依存しない完全な経済的自立を確立している点こそ、彼らが司法の打撃を受けても失速しない最大の強みです。
クラブ現場やヒップホップフェスにおける関係者の証言では、「コンプライアンスを最優先する地上波メディアや自治体主催イベントへの出演は極めて困難だが、アンダーグラウンドの箱やインディペンデントな大型フェスでは現在も破格の動員力を誇っている」とされ、水面下での求心力は衰えていません。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「全員が実刑?」というデマの真相
ネット上の情報空間には、逮捕という強い単語が独り歩きした結果、決定的な誤解が複数定着しています。ジャーナリズムの視点から、見落とされがちな3つの盲点を正しく整理します。
1. 「メンバー全員が前科持ちで刑務所に入っている」という誤認
前述の通り、2021年の逮捕においてBADSAIKUSHは不起訴処分となっており、前科がついたわけではありません。日本の刑事司法において不起訴処分は「起訴猶予」または「嫌疑不十分」などを意味し、法的には無罪と同等の扱いとなります。刑務所に実刑服役した経験を持つDELTA9KIDや、執行猶予判決を受けたG-PLANTSとは、法的な立ち位置が明確に異なります。
2. なぜ当局は執拗に舐達麻の拠点をマークし続けるのか
単なる個人的な嗜好品所持事件であれば、組織犯罪対策部(現・薬物銃器対策課等の再編組織)が何十人もの捜査員を動員して長期の内偵を行うケースは稀です。当局が警戒したのは、彼らが発信する音楽が「若者の規範意識を崩壊させる起爆剤になり得る」という文化的影響力でした。彼らのライフスタイルがストリートカルチャーとして神格化されることへの危機感が、異例の徹底捜査につながった構造的要因です。
3. コンプライアンス社会と「作品の分離」問題
一般の芸能界では、薬物逮捕が起きた瞬間に作品の配信停止や自主回収が行われます。しかし舐達麻の場合、権利を自社レーベル「APHRODITE GANG HOLDINGS」が100%保有しているため、レコード会社による一方的な楽曲削除や契約解除といった制裁が機能しません。このビジネス構造こそが、既存の業界ルールに縛られずに活動を継続できる最大の要因です。

【プロの結論】カルチャーのリアルと司法の壁|リスナーが持つべき距離感
舐達麻という特異な現象を紐解くとき、私たちは「表現の自由」と「法規範」の深い断絶に向き合わざるを得ません。アメリカのヒップホップがゲットーの貧困、暴力、ドラッグディーリングの中から生まれ、痛切な叫びとして昇華されたのと同様に、舐達麻の音楽もまた日本の地方都市が抱える閉塞感やストリートの現実から生まれました。
彼らのリリックが多くの若者の胸を打つのは、それが安全な場所から作られたフィクションではなく、親友の死や自らの服役という「血の代償」を伴ったリアリズムだからです。しかし同時に、日本は世界有数の厳格な薬物政策を敷く法治国家であり、どれほど優れた芸術性を持っていたとしても法を犯せば容赦なく排除される現実があります。
【リスナーの判断基準】舐達麻の表現と向き合うための指針
作品を聴くべき・共鳴できる層:
地方都市の過酷な現実、喪失の痛み、そこから這い上がろうとする強烈な生命力に惹かれるリスナー。音楽としてのサンプリング美学や卓越した日本語ラップのフロウを純粋な芸術として評価できる人。
距離を置くべき・慎重になるべき層:
アーティストの違法行為やライフスタイルそのものを盲従し、法規範を軽視する危険性を自覚できない人。クリーンなコンプライアンスや道徳的模範をアーティストに求める人。
表現の生々しさを愛でることと、現実社会のルールを遵守することは個人の倫理において両立させなければなりません。彼らのカルチャーを盲目的に崇拝するのではなく、その表現の背後にある「払わされた代償の重さ」を直視することこそが、成熟したリスナーに求められる態度です。
【舐 達 麻 逮捕】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:BADSAIKUSH(バダサイ)は現在刑務所に収監されているのですか?
A1:収監されていません。2021年の逮捕時は嫌疑不十分等により不起訴処分となって釈放されており、実刑判決を受けた事実はありません。現在は音楽制作やレーベル運営の中心的役割を担い、精力的に活動を続けています。
Q2:大麻で逮捕されたのに、なぜ楽曲がApple MusicやSpotifyで配信され続けているのですか?
A2:大手メジャーレコード会社に所属せず、自主レーベル「APHRODITE GANG HOLDINGS」で原盤権や著作権を一括管理しているためです。メジャーレーベルのような企業の自粛ルールに拘束されず、配信プラットフォームの利用規約に直接違反しない限り配信が停止されることはありません。
Q3:G-PLANTSがグループを脱退したという噂は本当ですか?
A3:事実ではありません。裁判を経て執行猶予付き判決を受けた後、一時的にメディア露出を控えていた時期があったため脱退説や再逮捕説が流れましたが、脱退はしていません。本人の単独インタビューでもクルーへの敬意と、個人としての音楽的探求を並行して進めている旨が語られています。
Q4:金庫破り事件で亡くなった「1.0.4(トシ)」とはどのような人物ですか?
A4:メンバーたちの十代の頃からの親友であり、舐達麻の前身となった仲間です。2009年の逃走事故で亡くなって以降、舐達麻の数多くの楽曲(「FLOATIN'」など)で彼への追悼と自責の念が歌われており、クルーの魂の支柱ともいえる存在です。
まとめ:ストリートの生々しい叫びとカルチャーの行方
舐達麻の逮捕をめぐる一連の歴史は、ストリートカルチャーのリアリティが日本の司法制度と真っ向から衝突した象徴的な事件でした。金庫破りによる仲間の死という重い原罪を背負い、大麻取締法違反による摘発という法的な制裁を受けながらも、彼らの音楽は決して死に絶えることはありませんでした。
自主レーベル「APHRODITE GANG HOLDINGS」を基盤とした経済的自立、そして自身の過ちや苦悩をも剥き出しにして紡ぎ出されるリリックは、既存の商業音楽が失ってしまった強烈な引力を放ち続けています。
法的な境界線に立ち続け、常に監視の目にさらされる過酷な状況の中で、彼らが今後どのような音楽を生み出し、どのような生き様を提示していくのか。ストリートの光と影を背負った舐達麻の動向から、今後も目が離せません。 (出典: 舐 達 麻 逮捕(Yahoo!ニュース))